ざんくらにっき

ざんくらにっき

にっき。   @zahnradpoke

冬コミのあれこれ日記

・はじめに

 どうもこんにちはざんくらです(/・ω・)/

 この年の暮れのことについて、リアルがひと段落落ち着いたので、筆をとりました。

 

 ポケ記事の横にこの日記を置くのはなぁ...と思ったので、一応別ブログに書くことにします。今後、ポケモンに関係のないことで、なにかしら書きたいことがあったらこっちに書き殴ります。

 なお、この日記は「来年以降のための自分へのメモ帳」的な要素を含むので、そのあたりは適当にご了承ください。加えてやたら長いので、一応太字だけ読めば流れがわかるようにしておきますね

 あと、先にことわっておきます。写真もいくつか撮ったのですが、あまりいいのがなかったり、ひとが映ってたりしたので、あんまり載せられません。悲しみ。

 

 

 

・というわけで

 「そうだ、冬コミに行こう!」

  現代日本において、おそらく誰もが一度は聞いたことがあるであろうお祭り。東京という地で行われるそれに、前々から行きたい行きたいなと思ってはいたんですけれど、なかなか計画立てるに至らず。 ただこのタイミングで、いろいろと幸運が重なりまして。人生初めての一人旅。東京冬コミ遠征。行く決心をつけました

  来年からは大学の方が忙しくなりそうで行けるかどうかわかりません。そんな事情もあって、ざんくら人生最初で最後のコミックマーケット。そのつもりで挑んだ遠征レポートになります。(あまりに楽しかったので来年以降も行くかもしれません)

 

 基本的にただの日記です。ヤマナシオチナシイミシンチョウ。

 

  悲しいかな、誘えそうなリア友はいなかったのでひとり旅で計画スタート。親友とか兄弟とか幼馴染とか、誘おうかなと思ったりもしたんですが、みんなこの時期忙しそうで。そもそも「秋葉原行ってタペストリー物色して、同人誌屋さん巡って中古同人誌同人CD探して、えろげの物販会行ってグッズ買って、最後に冬コミ!」みたいなことに付き合ってくれる友人なんてそうそういない。

  と思っていたところに助け舟。今回の旅は、ほぼ毎年コミケに参加する実績を持つ関東地元勢、休日には夜通しのポケモンレート通話に何時間も付き合ってくれる生粋の暇人寛大な心の持ち主、ツイッターで知り合ったポケ友Aと、同じくAの幼馴染であるツイポケ友Bに同行してもらえることになりました。一応名前は伏せますね。おふたりにはほんとにお世話になりました。感謝感激雨霰です。

 

 旅の雑破な予定日程は

 12/29 夜 夜行バス乗車・岡山から東京へ出発。

 12/30 東京・新宿着、Aと共に秋葉原行脚。晩一泊。

 12/31 冬コミ3日目日程に始発から参加。当日早めに終わればそのまま帰宅、遅くなるようだったら初詣をしてから翌日帰宅

 でした。感覚的には1泊2日みたいな感じですね。帰りの予定をガバガバにしていたことを後悔するのはむべなるかな、といった感じです。

  

 

・ではいよいよ

12/29 岡山駅、バスターミナル発

  結構冷え込む夜でした。大晦日前という事で、駅構内にも人はごった返します。そんな中キャリーバッグとリュックサックを1つずつ背負って、ひとり、12/29の夜20:30に岡山駅西口バスターミナルへ

  ここで、人生で初めてICカードicoca)なるものを作ったんですが、手続きが簡単すぎて拍子抜けしました。「住所とか電話番号とか記入して手続きするだろうから〜、30分もみとけばいいかな〜?」といった感じに、かなり余裕を持って家を出ていたんですが、現実は自動券売機のタッチ操作で30秒。現代日本の技術の進歩についていけない旧石器時代の人類の気分です。オタオタ。

 そんなこんなで持て余した時間に、バスターミナルで「インシテミル」という小説を読み始めました。あの「氷菓」から始まる古典部シリーズと同著者、と言えば伝わるかな。

 そんなこんなで時間をつぶしていると、予約していた夜行バスがバスターミナルに到着。岡山から東京に向かいました。

 料金に関して、岡山ー東京で学生割引効いて8000円。スマホ充電用のコンセントやら、セルフサービスのコーヒーお茶やら付きでした。バスの予約が出発前ギリギリだったので、もっと早く予約を取ろうと動いていればより安く、よりいい交通手段を取れたかもしれませんね。夜行バスも、なんだか小学校の時の遠足を思い出すようで楽しく、快適でしたけれども。他の移動手段だと、飛行機、新幹線あたり。話に聞いたところ、飛行機だと岡山ー東京で片道12千円ほどでいけるとのこと。今度行く時は飛行機でもいいかもしれなせん。ちょっとお高いですけどね。

 また、「寒いぞ寒いぞ」と脅されて聞いていたので、当日はもこもこに厚着をしていったのですが、バス内はしっかり暖房が効いていて、どちらかというと暑いくらいで。冷暖どちらにも対応し易い服装が正解でしたね。脱ぎやすく着やすい。あと、夜行バスだと、しっかり寝るためにアイマスクや耳栓があると良いかもしれません。僕は割としっかり寝られたのでなくてもいいですけれど。

 

... 一晩すやぁ ( ˘ω˘  )

 

...

 

—12/30 新宿到着

  日付が変わって12/30。6:45ごろだったかに新宿駅に到着。特にすることもない(時間的に開いてる店がなかなかない)ので、肌寒いなか、ウロウロしながら朝ごはん食べるとこ探してました。観光地である展望台やら庭園やらも、開園11:00~とかだったので、本当にただただの散歩。

  そんな新宿に対しては、残念ながら「とにかく汚ねえ」ってのが第一印象。まず、新宿駅のトイレに入ったんですけど、これがもはや使える状態じゃない。わーいびっくり。道についても、後述の原宿もそうだったんですけど、ゴミが多く、「ここほんとに日本か?」と思ってしまうくらいにはショッキングでした。臭いもそこそこ。掃除する人がいないぶん、習慣的にポイ捨てが認められている中国よりたちが悪かったかもです。この辺りは行った時期や時間帯、僕が散歩した場所にもよるかもしれませんが。

 広すぎて出口を発見できない新宿駅に困惑したり、街中ビルの谷間に唐突にどでんと表れる神社に驚いたりしながらてくてく。流石の都会、おんなじように建物に建物が立ち並んでて、方向感覚失い易くて結構困りました。街中は当然のことながら、駅構内でさえ、「新宿駅西口から入り東口から出る」ということですら困難を極めるレベル。スマホがなかったら間違いなく迷いマイマイ

 建物はやたらおしゃれでした。無駄にお洒落なロッカールーム。さすがとかいすごい(こなみかん)。

 結局、適当に散歩してから電車で秋葉原へ移動

 

秋葉原

  電車で秋葉原駅へ。朝のいい時間だったので、通勤ラッシュで混んでるだろうな、とか思ってたんですけどめっちゃ空いてました。年終わり大晦日前日ですもんね。通勤する人も、そういえば、そうそういません。ちょっと得した気分で、空いている車内にゆったり座りました。

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秋葉原駅 中央改札

 

  秋葉原の最初の印象は「トイレめっちゃ綺麗やん...」です。すてき。

  お手洗いを済ませて中央改札口から街へ繰り出します。はじめはやっぱり大きなオタクコンテンツの広告が印象的でしたね。修学旅行で秋葉原来た時も見ましたけど。シャドバの広告どーん。そこらのビル中見渡す限り、ゲームやらアニメやらの広告がどでんとあって、見渡すだけで楽しかったです。なんだか知っている作品の広告があるだけで嬉しくなったり。します。田舎民なので。

   秋葉原についたのは確か朝8:30〜くらい。まだ殆どの店が開店前(ほとんどが11:00開店)だったので、適当に歩きながら朝ごはん食べられる空いてるお店探してました。しかしどの店も混んでいる...。うーむとおもいつつ歩いていると、ちょっと駅から離れたモスバーガーが空いていたのでそこで朝ごはん。東京に来てここなのか、とか言われそうですけど。安定のモスです。おいしい。

  モスを食べてからは、朝早くから開店していた「駿河屋」って言うトレカやボドゲを扱う店で暇つぶしボドゲ見たりスリーブ見たりカードゲームのストレージ漁ってたりして時間潰しました。話には聞いていたボードゲームも、目の前にあるとまた印象違いました。あ!これLさん(ボドゲ好きポケとも)が言ってたやつだ!とか思いながらおよそ30分。

  そのあとは同じく早くから開いてるゲーマーズの1階を覗いたり、道行くアキバカートを眺めたり、秋葉原駅の裏手に出ようと探検したり。そうしているうちにポケ友Aとの合流時間になりました。午前10時。

 

  ちなみに僕、「ネットを通じて知り合った友人とリアルで会う」という行為が初めてで、実のところ緊張してお腹いたくなったりしてたんですけど、まぁ実際会って見たらなんてことはなく。いつもSkypeから聞こえてくる声が聞こえてきて安心しました。そりゃそうだ。

 

  そのあとはAに色々秋葉原案内してもらいました。ありがてえ。語ると長くなりそうなので箇条書き。時系列順不同。

1、「ノラと皇女と野良猫ハートスタンプラリー及び物販展

  僕のわがままにAを付き合わせました。朝っぱらから各店舗エロゲ階を巡回するキツいおたく×2が爆誕。無事限定クリアファイルをもらえてほくほく。物販店でシャチのタペストリーとアイリス色紙ゲット。いぇい。物販展に同時に例の「温泉むすめ」のグッズも置いてあって、眺めて楽しみました。どうでもいいですけど、「このキャラデザは○○さん!」「この目の描き方は○○さん!」ってイラストレーター当てるの楽しいですよね。

2、タペストリー専門店さん

  Aオススメのタペストリー屋さん巡り。この辺から僕の内部テンションがカンストします。かわいいほしいあっこれもいいこれ〇〇さんのじゃんほわぁぁぁみたいな単語が頭を飛び交うばかり。心を落ち着けて、好きなイラストレーターの一人である「しゅがお」さんのタペストリーをひとつ、買うに留めました。カントクさんのと茨乃さんの、それと草田草太さんのタペストリーもめっちゃよかった...。ほしい...。

 買ったタペストリーは今下宿先に飾ってます。視界に入るたびに幸せになります。これダメなやつ。

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▲購入したタペストリ

3、カントクさんはじめとする有名イラストレーターさんの「絵の展覧会」

  額縁に入ったイラストがウン十万円で売ってる展覧会。ナニココスゴイ。異世界でした。確かにその絵、製法も特殊でクオリティも高く、なるほどなぁって思う雰囲気があります。本当の(?)絵の展覧会のように、品定め用の台とライトが置いてあって。実際に品定めしてる人もいたりして。将来無駄にお金稼げるようになったらこういうところでメイン張るおたくになるんだろうか。わかりません。

  貰えたカントクさんのクリアファイルがかわいかったので僕は幸せです。

4、同人誌/その為ごちゃ店巡り

 同人誌やら同人CDやらカードショップやらの巡り行脚。ラジオ会館やらとらのあなって言えば知ってる人も多そうです。想像以上に店舗数があって驚きました。同人誌探しも時間さえあれば幾らでもできそうな感じ。残念ながら目的の同人誌は見つけられませんでしたが、Mika Pikazoさんが表紙を彩る冬コミカタログを購入。僕は知らなかったんですが、コミケのカタログってイラスト集付いて来るんですね。嬉しい誤算でした。

  カードゲーム関係もかなり充実していて、ひとビルに何店舗もトレカ屋さんがはいってました。大会もほぼ毎日行われているようで、遊戯王やってるころにここに来れたら楽しかったかなぁ、とか、Aに語られたウィクロスのイラストアドバンテージが遊戯王勢には羨ましいな、とか。いろいろ思いつつ、行脚終了。

5、ポケモンセンターメガトウキョウ(池袋)

 僕のお気に入りのポケモンギギギアルのグッズがなかった。以上。

 

   老若男女、日本語英語中国語。いろんな人いて、ほんとにポケモンってコンテンツの凄さがわかりました。ネイティブ英語の中に「るなあーら」って単語が聞こえた時はちょっと楽しくなったりして。世界的コンテンツ万歳。

  「都会のポケセンは野良フレ戦ができることがある」と聞いていたのですが、残念ながらそれは実現しませんでした。折角なのでと、Aとフレ戦。初の対面戦を、ラス1マンダガルド対面ラス択勝ち後の2連キンシで運負けした事は忘れません。運ゲ構築ガチアンチ。

 

 

 あとはお昼ご飯にラーメン食べたりおやつにクレープ食べたりウロウロしたり。

 めちゃ楽しかったです。秋葉原バンザイ。趣味的活動においては、人生でもトップレベルに楽しかったです。ほんとに。

  唯一心残りがあるとすれば、中古同人で欲しいものを見つけられなかったことだけですね。今度来る機会があればじっっっくり探したい。

  Aには感謝しかないです。重ねてありがとです。

 

 —12/30 秋葉原離脱、宿へ

 午後7時過ぎにkと別れて僕は宿へ宿泊は馬喰町の北斗星というトレインホテル。秋葉原から近かった(徒歩17分ほど)ので、最悪迷っても歩いていけるから、とこの宿に決めたのですが、普通に電車で行けました。

  そしてここでひとアクシデント。まずやはりというべきなのか、馬喰町の駅が広い。駅から外に出たい、と思いながらも道がわからない。何故か間違えて余計に改札を通ってしまい、駅員さんに道をお尋ねしたこと実に2回。

 さらにアクシデントは重なります。宿近辺について安心したのか、はしゃぎ過ぎたテンションから疲れがきたのか。構内のお手洗いにリュックサックを丸ごと置き忘れ駅を出る。しかもこいつ、その大きな忘れ物にしばらく気がつきませんでした。ふと「あれ?そういえばなんだか身軽だな?」と思い気がついてから顔面蒼白全力疾走。間違いなく100m9秒台出てましたね(ない)。

 

  そんな困難を乗り越えてなんとか無事(?)宿にたどり着きました。荷物も無事でした。一泊4300円のお手頃価格。北斗星」という、引退した寝台電車の供養的な宿らしいです。ベッドがそのまま寝台電車のものを利用していて。いわゆる鉄オタ的な方も宿泊されてました

  宿としてとても良かったです。雰囲気おしゃれ。どこかしこも綺麗に掃除が行き届いていて、トイレも綺麗でシャワールームも使い勝手いい。コンビニ近かったですし。

  また泊まりに来るならここがいいな、と思えるくらいには、宿選びは成功でした。

 

  そんなこんなで、次の日が本番。冬のコミックマーケット3日目。始発から会場に向かうため、4時起き...の予定だったんですが。秋葉原巡りで上げきったテンションが収まらず、次の日の冬コミが楽しみでテンション高く。まっっったく眠れませんでした。なんとか3,4時間ほど、「意識を保ったままウトウトする」というテスト前日一夜漬けで培った技術を生かし体を休め、4時頃からごそごそと動き始めました。

 

   同宿内に、同時間帯に起き出す同志がいて楽しかったです。「始発ですか」という僕の問いの後に交わされる、無言の頷きと敬礼。同戦士であるとの確認を経てから、コンビニで軽く朝ごはんを食べ、駅に出発。

  お腹の調子も鑑みて、朝食は軽いものにしました。戦闘中にお手洗いに行きたくなったら大変でしょうしね。

 

 というわけで、始発でGO。いざ、国際展示場駅

 

ー12/31 冬のコミックマーケット 三日目

  最初はガラガラだった車内にも、徐々に 人が増えて行きます。駅構内はやはり混雑するらしく、「冬コミ勢を案内する専用の人員」が配置されてました。人が増えていくので、道がわからなくてもこの流れに沿って行けば会場につくな、というのがもう感覚的にわかります

  国際展示場駅が近づいてきたあたり、となりに座ってた人が話していた、「ここからは砂時計の砂の気持ちになればいい。そうすれば気がついた時には会場にいる」という言葉が印象的です。

 

 国際展示場駅に着いてからは、A及びBとの合流のため、駅前でしばらく待機していました。道行く人を眺めていたんですが、「走らないでー」と注意されるせいか、競歩の大会かな?みたいな光景が目の前に広がっていて面白かったです。中には半袖の猛者も見えます。恐ろしや。共通していたのは「なんだかみんな楽しそう」というところでした。かくいう僕もウキウキ。これからが祭りです。

 

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 ▲国際展示場前 会場へ

  3人合流してからはひたすら待機。開場は10時、待機を始めたのは7時頃だったかと思います。フレ戦したりレートしたりついったしたり。途中雪が降ってきて「ほわいとこみけます!」とか言ってテンション上げながら凍えてたりしました。もう一息、防寒対策をしておくべきだったか

 しばらくののち、拍手とともに、開場。開場の拍手から、実際に会場に入るまで、やっぱり相当時間がかかりました。みんなで押しくらまんじゅうしながら移動することしばらく。会場にたどり着きます。会場そのものが、想像の五億倍は広かったように感じます。そんなに広いのにも関わらず、人はごった返しです。すげえ。なんだこれ。

 会場に入ってからは二人と別れ、目的ごとに別行動。回ったサークルさんについて触れ始めるときりがないので割愛しますが、一つだけ回った壁サークルくらいには触れておきます。まず真っ先に「シ-75ab」、アトリエ不思議シリーズの絵師さんであるNOCO先生と、最近だと輝夜月ちゃんのキャラ原案を描かれたMikaPikazo先生のところに行きました。しかし、「そもそも目的の場所に辿り着けない」です人の流れ、人の流れ、人の流れ。向かうべき方向はわかっていても、通路が確保できない、といった感じです。そして流石の壁サークル、列があまりにも長く、最後尾がどこかわかりません。急いで探し回りました。そうして、サークルの位置からははるか離れた、建物外にどうにか最後尾を発見してから並び始めます。なんだか最初は「この長蛇に並ぶくらいなら通販で注文した方が早くないか...?」とか思っていたんですが、列の処理が想像より早い。いや、僕のワクワク感がそうさせただけかも知れませんが。相対性理論。もう列がサークルの目の前に来る頃には、そんなめんどくささなんて吹き飛んでいました。もはや僕の感情の構成要素にはたのしさしか残っていません。ひゃっほう。

  その後はとにかくお目当てのサークルさんを探す旅に。楽しくて楽しくて仕方がなかったです。

 

 ひとつ、やはり事前準備は大切だなと体感しました。キチンと場所を把握し、図に起こしていったサークルさんはすぐに回れたのですが、場所の名前だけ(シ-75a、みたいな)メモしたところを見つけるのは一苦労。当然地図など優雅に広げる余裕もなかなかありません。きっちり準備していきましょう。

  何とか無事、目的のサークルさんはすべて回り、欲しかったものも全て確保できました。ほくほく。

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▲諸戦利品のもろもろ だいだいイラスト本

   ひと通り目的を完遂したタイミングで、一度AとBに連絡を取りました。幸せを両手の紙袋にぶら下げながらBに送った連絡には、しかし悲しいお知らせが返ってきます。「Aくんがきえました」と。どうやらAとBがはぐれたようで。もともとふたりは行動を共にしている予定でした。実はA、昨晩からスマートフォンの調子がよろしくなかったようで、当日、インターネットに繋がらない状態でしたから。つまり、Aとの連絡手段が一切ない

 Bとの話し合いの結果、共通見解として「まぁ、Aならたぶん、合流諦めて適当に遊んでからひとりで帰るだろう」ということに。結局Aを見捨て会場に残し、Bと一緒にご飯食べに行くことになりました。僕自身、もともと人と話すのが得意じゃないタイプなうえに、実はBとはあんまり話したことなくて。ちょっと不安だったんですが、話してみるとめちゃいい人でした。流石の引き出しの多さ。話に聞くと、お昼ご飯を食べるってだけでも、なんだかいろんなところがあるらしいです。こういう時のためにもっと雑談スキルとか磨いておきたいですね。

 そんなこんなでBと話しながら駅へ...と向かっている途中、唐突に耳を劈く音が。音の出どころは僕のポケット。何事か、と訝しみながら確認した黒いディスプレイに表示されたのは、知らない番号でした。恐る恐る出てみると、慌てた声で何かをしゃべる、男性の声。

 なんと、公衆電話から。Aからの着信でした。

 skypeから、僕の携帯番号がわかったらしいです。感動(?)の再会です。良かった良かった。そのあとは合流して、三人でご飯食べに行きました。かの有名な、計画的ステーキを敢行。がっつりステーキを頬張って、めいめいの帰宅ルートへ。馬喰町駅のコインロッカーに荷物を取りに行くところで、二人とは別れました。

 

 さて。もし、二人が見ていたら、なんですが。謝らなければいけないことがあります。僕、あの時嘘をつきました。ごめんなさい。

 「もう一泊してから帰るわ」「今日は疲れたし、もう寝る」といいつつ、この男、この後、原宿の神社に初詣に向かいますコミケで疲弊しきった困憊の体を引き摺って。そもそもこの日、宿もとってませんでしたしね。 いや、さすがに心配されるかなと思って。とっさにもう一泊するとか言いました。まじごめん。

 というわけで、道中の東京駅でお土産を買ったりなどして、原宿駅へ向かいます。

 

ーー原宿・明治神宮での初詣

 田舎のイメージで「初詣なら焚火はあるもの」と思いこんでいたのですが、ありませんでした。悲しみ。焚火による暖が取れない代わり、といった感じに、多くの屋台が出ていました。軽くお祭りですね。たこやきやら焼きそばやらでおなかを満たせて辺りをうろうろ。外国の方がほんとに多かったです。

 そうしているうちに人が増えてきたので、おとなしく年明けまで、座って本を読んで過ごしました。旅始めに読み始めた「インシテミル」は読み終え、「狼と香辛料」の続きに着手。モバイルバッテリーがあるとはいえ、スマートフォンのバッテリーはある意味で生命線なので、本を持って行ったのは正解でした。

 

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 ▲明治神宮 入り口付近

 

 年明け真近になるころに、もう一度屋台を回ってから、初詣の長蛇の列に参加。想像以上に長く、なんだか列、というよりただの塊ですね。人の塊。年明けの瞬間はみんな騒いでいて、なかなかの盛り上がりを見せていました。みんな友達連れできているようで(そりゃそうだ)、ぼっちの僕はなんだかアウェー。それでも雰囲気に絆されてわくわくしながら初詣をすべく並んでました。

 しかし、並んでいた、のですが、あまりにも列が長く、50分ほど粘りましたが、それでもまだ半分ほどしか列がはけていない。あまりの待機の長さに、挫折。途中で抜けました。

 熱心な仏教信は僕にはないのです...そういえば1/11現在もまだ今年まだ初詣してませんね...

 

 その後は始発の朝4時までの時間つぶし。この時間帯、普段なら開店していないとこも、初詣帰りの客を呼び込むためなのか、結構やっていました。ナイトシアター、カラオケ、ネットカフェと候補はいくつかあったのですが、せっかくなのでネカフェへ。ネットカフェは初利用でした。

 貯めていた動画やら、新たに発表されていた楽曲やらを観て聞いて、少し寝て。始発の4時を迎えます。

 

 

ーー帰宅。始発、朝4時。青春18切符を握りしめて。

 帰宅方法には青春18切符を選択。これは大失敗でした。

 疲れてます。死ぬほど疲れてます。眠りたいです。

 

 ほぼ二徹で迎えることとなった自宅への旅路。本来なら、「帰り際、京都とか大阪によれるし思い付きで遊べるじゃん!」という計画の果ての青春18切符でしたが、疲れ果てて他の場所で遊ぶ余裕ありませんでした。残念。というかそもそも余りの疲れにまともに帰れるかどうかも怪しく、家族に笑いながら「生きて帰って来いよ」と言われた言葉が、こうも現実的な警告となって身に染みるとは思いませんでした。移動中に乗り換えの関係でなかなか眠れないのも厳しい。とはいっても1~2時間ほどの区間では多少、眠ることもできました。

 忘れ物をしないように、細心の注意を払いながら、およそ13時間の電車の旅を、楽しみます。道中で殆ど人の乗らない列車もあったりして、戦利品をようやくゆっくりと読む時間にもなりました。大半は寝てましたが。

 

 金額面を見ると非常にお得です。中古で買った三回分の切符が7000円ほど。この時点で片道料金を考えても安い上に、追加でもう二回、JR線を乗り回せます。夜行バスが安くて8000円、ってことを考えるとそのお得加減がわかりますね。

 もし、「冬コミまで乗り越えた上で遊べる体力」があるならば、青春18切符は楽しいはずでした。ひきこもりおたくの体力不足。残念無念。体力をつけなくてはなりません。おまけとして、お昼ご飯に静岡県の「さわやか」というお店にちょっとよってみたかったのですが、体力的にも断念。次回は是非よりたいです。

 眠さにウトウトと朦朧とした意識が、「岡山」というアナウンスに反応して覚醒します。無事、岡山に到着したのは午後5時を過ぎたころだったかと。ただいま故郷。わがふるさと、大都会岡山。

 

 これにて、旅の全日程が終了となります。

 

 

ーー総括。

 長い旅を終えました。とにかく、とにかく、楽しかったです。その一言に尽きます。

東京、遊びに行ってよかったです。冬コミ、行けてよかったです。改めて、ころなさん、こみかさん、ありがとう。

 

 兄が「来年は時間を作る」的なことを言っていたので、もしかしたら、来年の冬コミには、兄弟でいくかもしれません。時間があれば、にはなりますが。無理やりにでも時間、作りたいですね。

 というわけで、次の機会への準備の助けにするためにも、こんな日記を書き残しました。

 

 以上で、ざんくら一人旅日記~冬コミに行こう!編~を終わります。こんな長いの、よく読みましたね。10000文字オーバー。お疲れさまでした。

 なんと、ここまで読んだアナタには特別プレゼント...! Twitterにて@zahnradpokeに以下の合言葉をリプすると..?

 

\ドコドコドコドコ/

 

 

1いいねを進呈します!!!

 

合言葉・ギギギアルはつよい

 

 

 

それではまた(/・ω・)/