ざんくらにっき

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にっき。   @zahnradpoke

【ゲーム制作記録#0】なぜゲームが完成しないのか、どうしたら完成するのかを考える

はじめに

 こんにちは。ゲーム制作サークルDFF2FC代表、ざんくらっど兼、広報担当久留葉くるです。共著です。DFF2FCと書いて「しろはなだ」と読んだり読まなかったりします。

 さて、この記事は「己がゲーム制作を完遂するための強制力」であり、「思考整理のための雑記」になると思います。シリーズ化します。進捗報告やゲームの方向性の整理、思考整理のための報告書みたいなものになるとお考え下さい。ゲーム内容のネタバレなんかも過分に含んでいこうと思います。あしからず。

さて

 本題。ここにくるまで僕は、幾度となく途中でゲーム制作を投げ出し、一生完成しないゲームの幻想を追って路頭に迷い込み続けています。いくらなんでも完成しなさすぎる。でもゲームは作りたい。完成させたい。なので。この現状を打開するために「より明確に計画を立案し」、「正しく言語化し」、かつ「適度な達成感と情報整理が必要である」と考えました。それで記事を書き始めたわけです。桜井さんも言ってた。アウトプットは大事って。

 結構書きなぐりですし、肝心の作業時間はやっぱり実作業に割きたいので支離滅裂になるかもしれません。

じゃあ

 なぜゲームが完成しないのか。あるいは投げ出してしまうのか。いくつか原因があると思いますが、明確に書き出すなら

・具体的なゲームの全体像をイメージできていない

・イメージ出力に能力が追いつかない(可能であったとして、出力に時間がかかりすぎる)

この二点かと思います。

まず一点目。「具体的なゲームの全体像をイメージできていない」

 仕方ないところでもあると思うんですが、特にプログラミングについて、全く周りが見えません。絵や音楽なら「このくらいの時間があれば何枚くらい/何曲くらいはつくれるだろう」「この作業量なら自分でも完遂できる」「到達クオリティもおおよそ類推できる」わけです。それがプログラミングで致命的にできていなかった。

 「ワープ挙動をつくりたい」「このくらいならできるだろう」と思って描き始めたコードが全然動作しなくて数週間かけた挙句失敗して全部コード書き直しました。そして投げ出しました。

 そういう次元で全く見積ができていないし、純粋に知識が足りません。そして「プログラミングでこのくらいのことができる」はダイレクトに「パズルゲームを作りたい」という僕の最大欲求に対してかなり隣接した要素なんですよね。妥協することができなかったし、いまだにしたくないと思っている。これくらいならできるはずだと。

△実装したかったワープ採用パズルゲーム(右)、メインキャラクター(左)

 

 例えば、「Aviutlで動画編集すればこういう映像が作れるから、オープニング映像は実装できるな」とか「Live2Dのアニメーションは作れるから、自操作キャラをミニキャラSDでかわいく動かせる」という見通しは立ちますし、これは実際できます。また、最悪妥協もできます。アニメーションが動かなければ立ち絵でもゲーム自体は可能ですし、オープニング映像はダメだったらテキスト表示でもゲーム自体は成立します。

 しかし「プログラミングでワープが実装できるかどうか」のようなパズルゲームの根幹にかかわる部分は本当にどうしようもない。実装できるかできないかでゲームの全体像が大きく変わってしまうので、その影響で全体像が大きくブレ、行ったり来たりしてしまっています。まったく進まないし、進んだ先につくったものも、方向性が変わったからと言ってすべて使わなくなったりしている。

 解決策は二つ。

・自分のプログラミングが可能な範囲でのゲーム制作を考える

・死ぬ気でプログラミングを勉強する

 悩みますが、当然可能な限り後者を選択したいです。譲れない部分に関しては必死に勉強して、それ以外は妥協することを覚える必要がありそうですね。ここではまだ結論は出しません。今後より具体的なゲームイメージを固めていこうと思うので、譲れるものと譲れないものをしっかり判断します。ただし、現状プログラミングに関しては「できる限り妥協する」が正解ですね。

 最悪完成させてからアップデートかけていこう。プログラミング、それが一番難しいみたいな気配もしますが。

 

次に二点目。イメージ出力に能力が追いつかない(可能であったとして、出力に時間がかかりすぎる)

 前述のプログラミングに関してもそうですが、時間がかかる。キャラクターデザインが特にそうですね。いまだにあんまり納得したものを出力できていない。これに関しては解決策とかないですが、「完成させること」を目的とするならやはりある程度の妥協は必要です。

 こだわるところをどこにするか、を絞る必要があります。パズルゲームなのか、キャラクターデザインなのか。もちろん全部頑張りますけれども。

 幸い絵やLive2Dに関しては後での差し替えは比較的楽そうなので、完成させてからアップデートかけていこう(自己催眠)。魂を込めた妥協と諦めの結石が出る。

 

今回の結論。

 自分の使用可能リソース(時間、創作能力値)は自分が思っているより少ないことを認め、妥協することを覚える。全体像を確定されるために、本当にやりたいことを整理する(次回の記事)。

 

 お疲れさまでした。頑張ります。